会計データダウンロードにおいて、システム設定 > ダウンロードタブ > 会計連携の消費税の集計方法「伝票単位及び請求時(支払時)税計算方式で連携する」が有効で、かつ会計データダウンロード画面の「請求時消費税」を「出力する」にしている場合、出力結果が想定と異なることがあります。
該当する現象を下記からご確認ください。
この設定は「FLAMがインボイス制度に対応するための設定」ではありません。
FLAMの請求書で確定している消費税額を、そのまま会計システムへ渡すための設定です。
設定を変更されても、FLAMから発行した請求書自体のインボイスとしての有効性は損なわれません。
1:勘定科目変換設定が仕訳データに反映されない
個別に登録された勘定科目変換設定が適用されず、システム想定の勘定科目に固定して出力されます。
「請求時」設定では、取引区分や金額の正負が異なる複数の売上伝票をまとめて集計して出力するため、システム仕様上、個々の勘定科目設定を適用できません。
そのため、任意に勘定科目変換設定を設定を行なっていても、集計後の金額がプラスの場合は「売掛金」、マイナスの場合は「売上戻り高」として自動的に集計・出力されます。
■対処方法
設定した勘定科目で出力したい場合は、会計データダウンロード時に「請求時消費税」の「出力する」のチェックを外してください。
チェックを外した場合の影響は「「請求時消費税」のチェックを外した場合の挙動」をご確認ください。
2:月次(1日〜末日)でダウンロードしても、当月のデータが全件出力されない
「請求時消費税」を出力する場合、ダウンロード画面で指定した日付範囲に「請求日(締め日)」が含まれる売上データが抽出対象となります。
「伝票日付」を基準とした抽出ではないため、20日締めや15日締めの得意先が含まれる環境では、1日〜末日を指定しても当月の売上データが全件出力されません。
(例)20日締めの得意先で「7/1〜7/31」を指定した場合
| 指定した日付範囲 | 抽出される売上データ(売上伝票の日付) |
| 7/1〜7/31 | 6/21〜7/20(請求日 7/20 の請求データ) |
| 8/1〜8/31 | 7/21〜8/20(請求日 8/20 の請求データ) |
売上伝票データと請求時消費税を分けて出力した場合、会計ソフトで正常に取り込みが行えないケースがあるためです。
例えば 12/11 の売上(税抜1,000円)に対し、1/10 に請求時消費税(100円)のみが発生した場合、1月のデータとして消費税のみを出力しても会計ソフト側で受け付けることができません。
そのため、請求時消費税を出力する際は、関連する売上データと消費税をセットで抽出する仕組みとしております。
■対処方法
月次(1日〜末日)で売上データをダウンロードする場合は、「伝票単位及び請求時(支払時)税計算方式で連携する」設定を無効にしてください。
設定を無効にした場合の影響は「「請求時消費税」のチェックを外した場合の挙動」をご確認ください。
3:消費税額が「0」で出力されるデータと、計算されて出力されるデータが混在する
「請求時消費税」の「出力する」のチェックを外した状態でダウンロードした場合に発生します。
税計算単位が「請求時」の伝票は、伝票単体では消費税額のデータを持っていません。
そのため「請求時消費税を出力しない」条件でダウンロードを行うと、該当伝票の消費税額は空(0)として出力されます。一方で、税計算単位が「伝票単位」など他の設定になっている伝票は、消費税が計算されて出力されます。
■対処方法
税計算単位が「請求時」の伝票についても消費税額を出力させる場合は、「伝票単位及び請求時(支払時)税計算方式で連携する」設定を無効にしてください。
この設定にすると、ダウンロード時に勘定科目ごとに伝票明細の税抜金額が集計され、その場で消費税を自動で再計算して出力する動作に切り替わります。
「伝票単位及び請求時(支払時)税計算方式で連携する」を無効にする手順
- メインメニューより 環境設定 > システム設定 をクリックします。
- 画面上部の「ダウンロード」タブをクリックします。
- 「会計連携」> 消費税の集計方法 にて、「伝票単位及び請求時(支払時)税計算方式で連携する」のチェックを外します。
- 画面上部メニューの「保存」をクリックします。
4:売掛一覧の合計と、会計データダウンロードの合計が一致しない
下記のいずれかに該当していないかご確認ください。
- 対象期間の基準が異なっている:「請求時消費税」を出力する場合、抽出基準は「請求日(締め日)」です。売掛一覧の集計期間とはズレが生じます。詳細は「2:月次(1日〜末日)でダウンロードしても、当月のデータが全件出力されない」をご確認ください。
- 出力種類の指定により、一部の税区分が対象外になっている:出力種類で「外税の売上・仕入を出力」を選択した場合、税区分が「非課税」の取引は出力対象に含まれません。課税方法(外税、内税、非課税)および出金データをそれぞれ個別に指定して出力してください。
- 消費税額の計算単位が異なっている:「会計システムと消費税額が合わない」もあわせてご確認ください。
「請求時消費税」のチェックを外した場合の挙動
| チェックがオン(出力する) | チェックがオフ(出力しない) | |
| 消費税の処理 | 請求締め時・支払締め時に発生する消費税が仕訳データに追加出力されます。販売管理上の消費税額と会計ソフト側の消費税額を一致させることができます。 | 請求時・支払時の消費税レコードは出力されず、伝票明細単位の仕訳データが出力されます。ダウンロード時に伝票明細の税抜金額を集計し、その場で消費税を自動で再計算(みなし計算)して出力します。 |
| 勘定科目 | 登録された個別の「勘定科目変換設定」は適用されず、システム想定の勘定科目に固定して出力されます。 | 登録された「勘定科目変換設定」が反映されます。 |
| 抽出対象の基準 | 指定した日付範囲に「請求日(締め日)」が含まれる売上データが対象です。 | 締め日に関わらず、指定した日付範囲内に発生した「売上伝票の日付」が対象です。 |
チェックを外した場合、ダウンロード時にシステム上で消費税を再計算するため、FLAMの売掛管理や請求画面で実際に計算されている(取引先に請求する)消費税額と、ダウンロードしたデータの消費税額が一致しない場合があります。
端数処理等のタイミングにより数円程度の差異が生じる場合がございますので、会計システムへの取り込み後に、必要に応じて端数調整を行っていただく運用をお願いいたします。
この場合、ダウンロードしたデータの消費税額は参考値としてお取り扱いください。
■どちらの設定を選ぶかの考え方
| 重視される点 | 推奨する設定 |
| FLAMの請求書の消費税額と、会計システムの消費税額を完全に一致させたい | 「有効」のまま運用(チェックオン) |
| 登録した勘定科目で仕訳を出力したい/月次(1日〜末日)でデータを取得したい | 「無効」に変更(チェックオフ) |
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。