本ガイドでは、帳票出力時の「単位換算」機能と「同一商品まとめ」機能の設定方法と利用方法をご案内します。これらの機能を活用することで、得意先ごとの要望に合わせた帳票出力が可能になります。
目次
- 機能の概要
- 事前準備
・単位換算の設定
・専用帳票の利用設定
・単位換算時「数量0」の表示設定 - 設定手順
・「単位換算」のみを使いたい
・「同一商品まとめ帳票」のみを使いたい
・「単位換算」と「同一商品まとめ」の両方を使いたい - 関連帳票一覧
- 注意事項
- よくあるご質問
1. 機能の概要
単位換算とは
商品の「在庫管理単位」と、得意先に表示する「販売表示単位」が異なる場合に、帳票上の数量と単価を自動変換して表示する機能です。
例:在庫管理上は「枚」で管理しているが、得意先への帳票では「ケース(c/s)」で表示したい場合
60枚 → 1 c/s に換算して表示 数量: 60 × 1 ÷ 60 = 1 c/s 単価: 小計 ÷ 換算後数量 で再計算
同一商品まとめとは
1つの伝票内に同じ商品コード・同じ単価の明細が複数行ある場合、帳票出力時に1行に集計して表示する機能です。
例:FLAMでの出荷元倉庫ごとに3行に分かれている明細を、帳票上は1行にまとめて表示したい場合
2. 事前準備
単位換算の設定
設定手順
- メインメニューの 環境設定 > 得意先 をクリックします。
- 得意先一覧画面から、設定を行いたい「得意先」をクリックします。
- 得意先登録画面の上部にある その他 > この得意先に設定された商品単位換算を見る をクリックします。
- 得意先別商品単位換算一覧画面の上部にある「新規」ボタンをクリックします。
- 得意先別商品単位換算登録画面が開きますので、以下の項目を入力してください。
| 項目 | 説明 | 入力例 |
|---|---|---|
| 得意先 | 対象の得意先を選択 | サンプル商事 |
| 商品 | 対象の商品を選択 | クリアファイル |
| 元数量(左辺) | 在庫管理単位の数量 | 60(枚) |
| 換算後数量(右辺) | 販売表示単位の数量 | 1 |
| 販売表示単位 | 帳票に表示する単位名 | c/s |
入力イメージ
[60] 枚 = [1] [c/s]
↑ ↑ ↑ ↑
入力 商品の単位 入力 販売表示単位(入力)
(自動表示)アップロードでの一括登録
大量の設定がある場合は、アップロード機能による一括登録も可能です。
- メインメニューの アップロード > 得意先別商品単位換算アップロード をクリックします。
-
得意先別商品単位換算アップロード画面で「アップロード用フォーマットをダウンロードする」をクリックし、テンプレートを取得します。 - アップロード用ファイルに設定内容を入力します。
-
得意先別商品単位換算アップロード画面より、アップロードファイルに手順3のCSVを指定します。 - 先頭行に項目名がある場合は、「先頭行をスキップする」にチェックします。
- 画面上部保存ボタンより保存します。
【データ列の設定方法】
| 項目 | 必須 | 形式 | 文字数 | 説明 |
| 得意先コード | ○ | 半角英数 | 15 | 得意先コードを指定します。 未登録の得意先コードはエラーとなります。 |
| 得意先名 | - | アップロード対象外 | ||
| 商品コード | ○ | 半角英数 | 15 | 商品コードを指定します。 |
| 商品名 | - | アップロード対象外 | ||
| 換算元数量 | ○ | 半角数字 | 換算元数量を指定します。 | |
| 商品単位 | - | アップロード対象外 | ||
| 換算先数量 | ○ | 半角数字 | 換算先数量を指定します。 | |
| 販売表示単位 | ○ | 任意 | 販売表示単位を指定します。 | |
| データ削除 | 半角数字 | 1 | アップロードで削除する場合は「1」を指定します。 0:削除しない 1:削除する ※空白の場合は「0」が指定されます。 |
専用帳票の利用設定
設定手順
- メインメニューの 環境設定 > システム設定 をクリックします。
- システム設定画面の印刷タブを選択し、納品書(請求書)の項目にある 「納品書(請求書)フォーマット設定画面を開く」 をクリックします。
- 「納品書(請求書)フォーマット設定」画面が表示されたら、対象となる帳票の 「使用する」 にチェックを入れます。
-
画面上部にある 「保存」 ボタンをクリックします。
各帳票の違いについては、「6. 関連帳票一覧」をご確認ください。
単位換算時「数量0」の表示設定
単位換算を行った際、計算結果が割り切れず、切り捨てによって数量が「0」になってしまう場合の表示方法を設定できます。 お客様の運用ルールに合わせて、以下2つの表示モードからお選びください。
具体的にお困りのケース(例)
商品の単位換算設定: 「8個 = 1パック」
売上伝票の登録: パック未満の数量である「3個」で登録した場合
通常の設定では、計算結果(3÷8=0.375)の整数位で切り捨てられてしまい、数量が「0」と表示されてしまいます。このような場合に、以下の設定で表示方法を変更できます。
設定手順
- システム設定画面の印刷タブを選択し、共通 の項目にある「単位換算の端数処理」にて、ご希望の表示方法を選択します。
・0になる場合は小数2桁まで計算(推奨)
数量が「0」になるときだけ、小数第2位まで桁数を増やして再計算し、「0」表示になるのを防ぎます。※末尾の0は表示されません(例:計算結果が0.60の場合は「0.6」と表示)。
【例】3個(0.375パック)の場合、「0.37」 と表示されます。
・0のまま表示
桁を増やさず、数量「0」として出力します。
換算によって数量が0になった(端数が出た)ことに、書類上で気づきたい運用向けです。 -
画面上部にある 「保存」 ボタンをクリックします。
💡 補足:通常ケースへの影響について
本設定は「切り捨て結果が0になる場合」にのみ作用します。 換算後の数量が1以上になるなど、結果が0にならない明細については、どちらの設定を選んでもこれまでの表示に影響はありません。
対象となる主な帳票
本設定は、換算を行うすべての標準帳票に反映されます。
- 納品書(換算)
- 納品書(商品まとめ+換算)
- 請求書(換算)
- 請求書(商品まとめ+換算)
3. 設定手順
「単位換算」のみを使いたい
在庫管理単位と異なる単位で帳票を出力したいが、同一商品の明細まとめは不要な場合にご利用ください。
納品書の場合
- 事前準備で「単位換算の設定」と「納品書(換算)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 納品書を出力する際に、帳票フォーマットとして「納品書(換算)」を選択します。
- 出力された帳票には、換算後の数量・単価・単位名が表示されます。
注意:帳票下部に「※ 単価は参考値です。正式な金額は小計欄をご参照ください。」と表示されます。換算後の単価×数量が小計と一致しない場合がありますが、小計金額が正となります。
請求書の場合
- 事前準備で「単位換算の設定」と「請求書(換算)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 請求書を出力する際に、帳票フォーマットとして「請求書(換算)」を選択します。
- 出力された帳票には、換算後の数量・単価・単位名が表示されます。
注意:帳票下部に「※ 単価は参考値です。正式な金額は小計欄をご参照ください。」と表示されます。換算後の単価×数量が小計と一致しない場合がありますが、小計金額が正となります。
「同一商品まとめ帳票」のみを使いたい
同じ商品コード・同じ単価の明細を1行にまとめたいが、単位換算は不要な場合にご利用ください。
※ この機能の利用に事前設定は不要です。同一商品コード・同一単価の明細が帳票出力時に自動的に集計されます。
納品書の場合
- 事前準備で「納品書(商品まとめ)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 納品書を出力する際に、帳票フォーマットとして「納品書(商品まとめ)」を選択します。
- 同一商品コード+同一単価の明細が自動的に1行に集計されて出力されます。
※ 同一商品でも単価が異なる行はまとめられず、別行として表示されます。
請求書の場合
- 事前準備で「請求書(商品まとめ)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 請求書を出力する際に、帳票フォーマットとして「請求書(商品まとめ)」を選択します。
- 同一商品コード+同一単価の明細が自動的に1行に集計されて出力されます。
※ 同一商品でも単価が異なる行はまとめられず、別行として表示されます。
「単位換算」と「同一商品まとめ」の両方を使いたい
同一商品の明細を1行にまとめた上で、さらに単位換算を適用したい場合にご利用ください。
処理の順序は「まとめ → 換算」です。先に同一商品の数量を合算し、合算後の数量に対して単位換算が適用されます。
納品書の場合
- 事前準備で「単位換算の設定」と「納品書(商品まとめ+換算)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 納品書を出力する際に、帳票フォーマットとして「納品書(商品まとめ+単位換算)」を選択します。
- 同一商品の明細が集計され、さらに換算後の数量・単価・単位名で表示されます。
注意:帳票下部に「※ 単価は参考値です。正式な金額は小計欄をご参照ください。」と表示されます。換算後の単価×数量が小計と一致しない場合がありますが、小計金額が正となります。
請求書の場合
- 事前準備で「単位換算の設定」と「請求書(商品まとめ+換算)フォーマットの利用設定」を完了させます。
- 請求書を出力する際に、帳票フォーマットとして「請求書(商品まとめ+単位換算)」を選択します。
- 同一商品の明細が集計され、さらに換算後の数量・単価・単位名で表示されます。
注意:帳票下部に「※ 単価は参考値です。正式な金額は小計欄をご参照ください。」と表示されます。換算後の単価×数量が小計と一致しない場合がありますが、小計金額が正となります。
6. 関連帳票一覧
納品書
| 帳票名 | 単位換算 | 同一商品まとめ | 端数注記 |
|---|---|---|---|
| 納品書(標準) | - | - | - |
| 納品書(換算) | ○ | - | ○ |
| 納品書(商品まとめ) | - | ○ | - |
| 納品書(商品まとめ+換算) | ○ | ○ | ○ |
請求書
| 帳票名 | 単位換算 | 同一商品まとめ | 端数注記 |
|---|---|---|---|
| 請求書(標準) | - | - | - |
| 請求書(換算) | ○ | - | ○ |
| 請求書(商品まとめ) | - | ○ | - |
| 請求書(商品まとめ+換算) | ○ | ○ | ○ |
- 単位換算: 「◯」の場合、換算後の単位で出力されます。
- 同一商品まとめ: 「◯」の場合、1伝票内で同一商品コードかつ同一単価の明細行が複数行ある場合に、まとめて1行で出力されます。
- 端数注記: 「◯」の場合、数量が参考値である旨の注記が出力されます。
納品書(標準)と納品書(商品まとめ + 換算)の比較
【前提設定】
・単位換算設定: 60枚 = 1 c/s(ケース)
「納品書(標準)」と「納品書(商品まとめ + 換算)」での出力の違いは以下の通りです。
| 出力形式 | 商品明細の出力状態 | 数量・単価の表示 |
|---|---|---|
| 納品書(標準) | 入力された明細行がそのまま複数行で出力されます。 | 「枚」単位の数量と単価で表示されます。 |
| 納品書(商品まとめ + 換算) | 同じ単価の明細が1行にまとめられて出力されます。 | 「c/s」単位に換算された数量と単価(例:単価400円→24,000円/cs、単価350円→21,000円/cs)で表示されます。 |
7. 注意事項
- 端数について:単位換算を行った場合、「換算後単価 × 換算後数量」と「小計」に1円単位の差異が生じる場合があります。これは仕様であり、小計金額が正となります。単価は参考値としてお取り扱いください。
- 同一商品まとめの条件:同一伝票内で「商品コード」と「単価」の両方が一致する明細のみが対象です。単価が異なる場合はまとめられません。
- 処理順序:「同一商品まとめ+単位換算」帳票では、まとめ → 換算 の順で処理されます。先に数量を合算し、合算後の数量に対して換算を適用します。
- 単位換算設定がない商品:得意先別商品単位換算の設定が登録されていない商品については、単位換算帳票を使用しても元の数量・単価・単位がそのまま表示されます。
8. よくあるご質問
Q. 単位換算の設定を変更した場合、登録済みの伝票から再出力するとどうなりますか?
A. 帳票は出力時点の設定を使用します。登録済みの伝票から再出力する場合は、変更後の設定が適用されます。
Q. 特定の得意先だけ「まとめ帳票」を使えますか?
A. 帳票出力時にフォーマットを選択できるため、得意先ごとに使い分けが可能です。特定の得意先に対して常に同じフォーマットを使いたい場合は、帳票の出力設定をご確認ください。
Q. 「商品まとめ」で、単価が違う行もまとめて出力できますか?
A. 単価が異なる行はまとめの対象外です。同一商品コードかつ同一単価の明細のみが集計されます。
Q. 換算後の数量に端数が出る場合はどうなりますか?
A. 「換算単位数量」の小数桁に基づいて切り捨て処理されます。
Q. 単位換算設定を一括で登録できますか?
A. はい。「得意先別商品単位換算アップロード」画面のアップロード機能で一括登録が可能です。
コメント
0件のコメント
記事コメントは受け付けていません。