概要
為替取引に対応する機能です。
主に「仕入先が海外であり、仕入金額が為替相場によって異なる」といった場合に利用します。
※この機能は「プロフェッショナルプラン」以上のご契約が必要になります。
事前準備
外貨対応オプション機能は、別途有償オプションとしてご契約頂く必要がございます。
ご利用希望のお客様はFLAMカスタマサービスセンタまでお知らせください。
連絡方法については下記FAQをご覧ください。
FAQ_お問い合わせの方法
対象伝票
事前設定
1. 外貨対応オプションを有効にする
- システム設定で外貨対応を「使用する」に設定します。
- この設定を有効にすると、伝票入力画面に「通貨」の項目が表示され、為替相場に応じた伝票登録が可能になります。
■手順
1-1. メインメニュー の 環境設定 > システム設定 をクリックします。
1-2. システム設定画面 の 仕入タブ > 発注・入荷・仕入 の 外貨対応「使用する」にチェックします。
1-3. 画面上部、保存 をクリックします。
2. 通貨の設定
- 通貨は、米ドル、ユーロ、英ポンド、人民元、新台湾ドル が登録されています。
- 「為替レートの小数点以下桁数」や「表示順番」を編集することが可能です。
- 使用しない通貨には「状態:使用停止」を適用することも可能です。
■手順
2-1. メインメニュー の 環境設定 > 外貨 の「通貨」をクリックします。
2-2. 通貨一覧画面にて、編集したい通貨を選択します。
2-3. 通貨情報編集画面にて、「為替レートの小数点以下桁数」「表示順番」を編集します。
2-4. OKボタンをクリックします。
3. 為替レートの設定
- 適用開始日を基準に、為替レートの設定を行います。
■手順
3-1. メインメニュー の 環境設定 > 外貨 の「為替レート」をクリックします。
3-2. 為替レート一覧画面上部、新規ボタンをクリックします。
3-3. 為替レート登録画面にて、「通貨コード」「適用開始日」「為替レート」を設定します。
3-4. OKボタンをクリックします。
下記イメージ画像では、2024/01/30以降の米ドル(USD)の為替レートは「146.93」円となります。
4. カスタムフィールドの設定
- 弊社にて外貨対応オプションを有効にすると、外貨取引をサポートするためのカスタムフィールドが自動で追加登録されます。
- これらの情報は、伝票入力画面に表示され、発注書(英語)フォーマットに出力されます。
5. 発注書(英語)フォーマットの出力設定
- 標準フォーマットとして、「発注書(英語)」を提供しています。
- 詳細なサンプルは、以下のリンク先をご参照ください。
・サンプル_発注書(英語)
■手順
5-1. 自社情報「海外向け表記」の設定
自社情報画面にて、「海外向け表記」を設定します。
設定した内容が帳票に出力されます。
5-2. 「英語担当者名」の設定
担当者登録画面にて、「英語担当者名」を設定します。
設定した内容が帳票に出力されます。
5-3. 納入先を登録する
メインメニュー の 環境設定 > 納入先 にて、海外向け納入先の情報(英語)を登録します。
設定した内容が帳票に出力されます。
操作手順
1. 伝票を登録する
1-1. メインメニュー の 仕入 > 発注(入荷・仕入) をクリックします。
1-2. 伝票一覧画面上部、新規ボタンをクリックします。
1-3. 伝票入力画面にて、仕入先を指定します。
1-4. 「通貨」をプルダウンより選択します。
1-5. 明細行にて、商品と数量を指定します。
1-6. その他必要な項目を設定します。
1-7. 画面上部、保存 をクリックします。
2. 発注書(英語)フォーマットを出力する
2-1. 伝票入力画面上部にある「印刷」ボタンから「発注書(英語)」を選択し、出力します。
補足
「円換算表」の確認
伝票入力画面上部にある「その他」ボタンから「円換算表」を選択することで、日本円での合計額を確認することができます。
■円換算表の計算方法
- 単価:伝票の外貨単価 × 為替レート
- 小計:(外貨単価 × 数量) × 為替レート
伝票の外貨ベース合計円換算と小計に差額が発生する場合、最も金額が大きい明細にその差額分を加算(または減算)します。
例:
・伝票の外貨ベース合計円換算:1,520.00 × 152.74 = 232,164円
・円換算表の小計:153,503 + 31,464 + 47,196 = 232,163円
・差額の1円を最も金額が大きい明細(No.1)に加算し、合計を232,164円とします。
外貨別仕入先別商品別単価の設定
- 外貨を使用して、仕入先ごとに商品単価を登録することができます。
- 登録には「通貨コード」「商品コード」および「単価」が必須項目です。
- 単価は外貨単位で設定します。
- 伝票入力画面で通貨を選択し、外貨別仕入先別商品単価が未設定の商品を選んだ場合でも、通貨ごとに設定された小数点以下の桁数で単価を入力できます。
■手順
- メインメニュー の 環境設定 > 外貨 の「外貨別仕入先別商品別単価」をクリックします。
- 外貨別仕入先別商品別単価一覧画面上部、新規ボタンをクリックします。
- 外貨別仕入先別商品別単価登録画面にて、「通貨コード」「小数点以下桁数」「仕入先コード」「商品コード」「単価」を設定します。
- OKボタンをクリックします。
下記イメージ画像では、仕入先「ABC Co.,Ltd.」から仕入を行う商品「Orange County 14x7 HybridSnare BkBeauty」の外貨単価は「10ドル」となります。
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