概要
各種伝票に対し、上長(承認権限を持つ担当者)による承認を行う機能です。
見積や受注からの売上計上、発注からの仕入計上に制限を設けることが可能になります。
見積や受注からの売上計上、発注からの仕入計上に制限を設けることが可能になります。
承認機能設定前に確認
承認機能を設定すると、承認権限を持つユーザーによる伝票ごとの承認が必要になります。
・承認がなくても見積、受注、出荷、発注、入荷伝票の保存はできますが、未承認の帳票には「※この書類は上長未承認です」と表示されます。
・未承認の売上伝票や仕入伝票は新規に作成できなくなります。
承認機能の設定方法
手順1:「承認機能を使用する」設定に変更する
- メインメニューより 環境設定 > システム設定 をクリックします。
-
システム設定画面の 伝票共通タブ にて 登録 > 承認機能 の「承認機能を使用する」にチェックします。
- 必要に応じて下記項目にチェックします。
承認済み伝票と異なる数量でも引当、計上可能とする 分納が必要な場合は、チェックします。
※この機能を有効にしても、承認済み見積伝票の数量を変更することはできません。
※数量を変更するには、見積伝票を再承認する必要があります。数量×単価の計算結果と異なる明細金額の登録を許可しない 明細金額を任意の金額に変更することを防止したい場合にチェックします。
チェックを入れると、数量×単価の計算が行われるため、数量と単価の登録が必須となります。見積与信オーバー承認機能を使用する 与信管理を行っており、与信限度額を超える見積書を作成する可能性がある場合はチェックします。 承認金額範囲は絶対値としてチェックする チェックを外すことで、マイナス値の承認設定が許容されます。
得意先/仕入先別承認設定でマイナスの金額範囲を設定可能となり、設定された承認ランクで承認が可能となります。 - 画面上部メニューより「保存」をクリックします。
手順2:担当者 に対し承認権限を設定する
下記3種類の権限があります。
- 承認ランク:伝票を承認するための権限。
※承認権限を与える場合は「特権管理者」を選択します。現状「特権管理者」以外の承認ランクは設定不可能です。 - 承認解除特権:他の担当が行った承認を取り消すための権限。
- 見積与信オーバー承認:得意先に設定した与信限度額を超える見積登録を許可するための権限。
※「見積与信オーバー承認機能を使用する」設定の場合のみ表示されます。
- メインメニューより 環境設定 > 担当者 をクリックします。
- 担当者一覧にて対象の(承認権限を設定する)担当者をクリックします。
- 担当者登録の"権限設定"にて必要に応じ承認ランクや承認解除特権の設定を行います。
- 画面上部メニューより「保存」をクリックします。
見積入力画面での承認方法
見積承認権限
- 承認項目の「承認する」をクリックします。
- 承認印が表示されます。
見積与信限度額オーバー承認権限
- 与信限度額オーバー承認項目の「承認する」をクリックします。
- 承認印が表示されます。
承認済み伝票から分納する方法
対象伝票
- 受注伝票から 出荷伝票に引当/売上伝票に計上
- 出荷伝票から 売上伝票に計上
- 発注伝票から 入荷伝票に引当/仕入伝票に計上
- 入荷伝票から 仕入伝票に計上
※承認済み見積伝票の数量を変更するには、見積伝票を再承認する必要があります。
操作手順
- システム設定画面 の 伝票共通タブ にて、登録 > 承認機能の「承認済み伝票と異なる数量でも引当、計上可能とする」にチェックします。
※伝票の明細金額を任意の金額に変更不可とする場合は、「数量×単価の計算結果と異なる明細金額の登録を許可しない」にもチェックします。
- 承認済みの受注入力画面上部にあるコピーから「売上伝票に計上」をクリックします。
-
売上入力画面で数量を変更し、保存すると分納が完了します。
補足
- 承認済み伝票から引当や計上を行う場合、明細行の追加はできませんが、移動や削除は可能です。
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